2012年1月2日月曜日

偽善者とはだれか(ルカ12章56節)

「偽善者たち。あなたがたは地や空の現象を見分けることを知りながら、どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。」ルカ12章56節

この偽善者とはだれのことだろう。
12章54節には、「群衆にもこう言われた。」
とある。だから、群衆に向かって語られたことが分かる。

群衆は、びっくりしただろう。突然自分にふられたのだから。
そして、突然偽善者呼ばわりされ、
どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。(56節)
また、なぜ自分から進んで、何が正しいかを判断しないのですか。(57節)
とまで言われたのだから。

群衆は、すでにイエス様の光に照らされていた。
自分が罪人であり、救われなければ滅びていくしかないことを
うすうす感じていた。

でも、そんな自分の真実の姿を見つめようとしない。
イエス様のもとに自分を投げ出し、委ねることはできない。
自分の心のかわきに正直になれない。
本当は救いがほしいのに。
何かを分かっているふりをしている。
自分は正しい判断をしているふりをしている。
「自分は優れた者であると思いたい。見られたい」
そして、自分を「群衆」という位置に置いている。
自分を偽っている。
そんな、群衆にイエス様は、偽善者と呼びかけられた。

自分に正直になれ。
自分の本当の姿をみつめよ。
裸になって、ありのままの姿で
私に頼れ。
あなたは、いくら自分を偽っていても、
最後には裁かれるものになるのだから。
今は、恵みのとき、救いの時だよ。
正しい判断、それは、私によって救いを得ることだよ。

これは、イエス様の愛のメッセージだった。

私は、群衆の中に私自身がいることを発見する。
イエス様は、群衆の中、偽善者の中に紛れ込んでいる私に、
愛をもって語られているのだ。

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